こんにちは
今回は情報商材ビジネスなどの悪質なネットビジネスの手法とその特徴を話していきます。
この記事を見たら
- なぜ人は情報商材を買ってしまうのか?
- 悪質なネットビジネスの販売手法や手口
- 信者になるとどうなるのか?
についてわかると思います。
これから話す内容の多くは、私自身が実際に騙された経験から話していきますので、リアルな被害者(元カモ)の体験を公開していきます。
そもそもなぜ情報商材を買ってしまうのか?
そもそも、悪質な情報商材を購入する人が多いのは、「楽して簡単に儲けたい」という甘っちょろい考えをしているからです。
情報商材屋はそこを見通しているので、その考えや欲求をくすぐる様なうまい話や心理的誘導をするのが本当に上手です。
もしマーケティングの勉強をしたいのであれば、ネットビジネス系のインフルエンサーや情報商材屋の手法を勉強すると、Webマーケティングとネットビジネスに対する知識や力がもの凄いついていきます(笑)
そういう観点であれば、情報商材屋の事を詳しく調べてみるのもいいと思います。
実際に私も
「楽して大儲けしたい!」
「簡単に儲かる情報が欲しい!」
という考えから
「中身が何も無いクソその物のような情報商材」や
「投資顧問の適当な投資情報」
等を購入してしまいました・・
皆様は私のような愚かな養分にならないように、これから話していく特徴をしっかり認識して、注意と対策をしていってください。
情報商材屋やネットビジネスの手口
ここでは情報商材屋やネットビジネス系のインフルエンサーが使う手口をいくつか紹介していきます。
ちなみにこれらの手法はネットビジネスだけではなく、リアルでのセミナーや勧誘でも使われることが多い手口ですので、覚えておいて損はないと思います。
もしこれらの手法に当てはまったら、情報商材や胡散臭いネットビジネス系の関係者の可能性が高いので、絶対にお金を払わないようにしましょう!
自分で良い口コミをレビュー
そもそも情報商材とは第一印象として怪しまれるのが一般的です。
その為、多くの人はその商材の名前や販売者の人物名で検索します。
この時に悪い口コミばかりだと買ってくれませんが、当然そんな事は情報商材屋も十分に解っております。
その対策として自分でTwitterのサクラアカウントや掲示板に良い評判の口コミを自分でレビューします。
いわゆる「サクラ」です。
こんなことすると逆に怪しむと思うでしょうが・・実は口コミを検索する人の中には
「自分の興味がある商材に対しての良い口コミやレビューを見つけて安心したい、そのうえで購入したい」
という考えの人がいます。
情報商材に興味が無い人には意味不明だと思いますが・・簡単に言うと「自分を納得させるための情報を探している」人がいます。
なので、この様な明らかに自演だとわかる様な口コミであっても、怪しい情報商材に興味を持つ人の後押しとしてちゃんと効果があるため、いまだにこの様な自演の口コミの手口が有効になっています。
自分で良い評価のレビューサイトを複数作る
上記の自演の口コミの発展版です。
よりサクラとしての信頼性を高める為、簡単にできるSNSアカウントでの口コミや掲示板への書き込みではなく、わざわざサクラ用のレビューサイトを作成します。
しかもただ作成するだけではなくて、複数作成することでより自演レビューへの信頼性と安心感を与えてきます。
よく見るとサイトに同じような特徴や文章に個人特有のクセがあったりするのですが・・
ネットビジネスに疎い人には恐らく判別がつきにくい要素なので、サクラの口コミ以上に騙されてしまって、真に受けてしまう人が多くなる手法です。
仲間や信者に良い口コミを広めてもらう
いわゆる シェアリングカモノミーというものです。
ただの口コミではなく、自分の信者やほかの情報商材屋のアカウントなどから宣伝してもらう手法です。
これにより、
「顔や名前を出している多数の人物からのレビュー」と
「(ある意味)有名人や影響力のある人からの後押し」
を得ることができます。
当然信者と情報商材系の同業者の口コミなので、実際には自演の口コミと大差ないのですが・・
情報商材界隈に疎い人には、その辺りの人物たちのつながりや信者ビジネスの手法なども頭に無い為、まんまと
「多くの人や有名な凄そうな人も良いと言っているんだから、この商材は稼げるんだ!」
と騙されてしまう人が後を絶ちません。
この様に情報商材屋同士がお互いにお互いの商材や商品を宣伝し、自分たちの信者や商材の購入者(カモ)を共有する手法が シェアリングカモノミー と呼ばれております。
無料情報を入り口に有料情報へ誘導する
これは少し手の込んだ方法なので回りくどい手法なのですが、その分効果は絶大です。
いきなり有料の情報商材やサロン・セミナーに勧誘すると、まともな多くの人は警戒すると思います。
そこで、その警戒心を解いて信頼関係を築くために、まずは無料のメルマガなどへ誘導してきます。
この様なメルマガや無料の情報を提供することで、カモの皆さんに
「この人はいい情報をくれる人だ!」とか「この人の言うとおりにすれば成功できる!」
という印象を与えることができます。
ここまで来れば、信仰心が高まり、信者になってくれる人も現れますので、その後の情報商材や高額なセミナー等へ簡単に誘導することが可能です。
この手法はメルマガだけでなく、LINEのビジネスアカウントを使ったり、単純にブログやYouTubeを窓口にするパターンもあります。
この手法の一番厄介なところが、無料で提供されている情報自体は確かに有益だったり為になる内容だったりするからです。
もっと言うと、この様な情報商材屋が撒き餌として出すような無料情報を集めて実践するだけでも、それらのネットビジネスを成功させることが可能です。
※特にせどり・ブログ・YouTube・SNSを利用したアフィリエイトはこの様な無料情報だけでも成果が出しやすいです。
つまり、人集めの為に無料で公開されている情報に関しては、確かに有益な内容なので、より信頼を得たり信者になりやすい傾向があります。
ここでやめておけば普通の良い人なのですが、何故かしら高額な教材へ誘導したがります。
個人的には、悪質な教材をわざわざ売るよりも、有益な情報を無料で提供し続けた方が長期的に考えて商材屋自身にとっても有益な気がするのですが・・
やはり目先の単価の高い利益に目がくらむのでしょうか?・・
凄そうな経歴や資格・認定書等をアピールする
これもテンプレみたいな手法です。
カモの方たちというのは、権威や経歴にもの凄い弱いです。
その内容がたとえ証拠がない物だったり、噓の内容 (経歴詐称 )だとしても
「この人はこんなにすごい経歴があるからすごいんだー!」
というようになぜか純粋に信じ込んでしまいます。
この様に、嘘でもいいから凄い人アピールをするだけで信者になってくれる人が多く存在するので、当然ですが情報商材屋もSNSのプロフィールなどに凄い経歴を(嘘でも)書いております。
情報商材屋やSNS界隈で目立ちたい人にとっては、もはやテンプレのような手法です。
むしろ、情報商材屋以外のSNSに良くいる様な「特別な存在になりたい目立ちたがりやの一般人」の方たちの方が、このあたりの経歴やプロフィールの盛り込み方(経歴詐称具合)が凄いかもしれません。
稼いでますアピールをする
これは上の経歴詐称の手法のお金バージョンです。
内容はほぼ同じで、SNSのプロフィールに以下のような
「月収7桁以上」
「最高売り上げ1千万達成!」
「未経験から半年で副業収入100万突破」
等の儲かってます・稼いでますアピールをしております。
当然これも完全な嘘の場合もありますし、嘘ではなくても、1回だけしか達成していないけど対外的にはいつもそれ位稼いでいるような印象を与える為に書いている場合もあります。
これを記載する理由も同様で、稼いでるアピールを嘘でもするだけで簡単にお金を払ってくれるカモが寄ってきてくれるからです。
上記の経歴詐称と併せて、胡散臭い人物のプロフィールに良くあるテンプレの様な手法です。
悪評を真に受けないように誘導する
情報商材屋も長年活動したり被害者が増えてくると、正当な評価である悪い口コミや注意喚起を兼ねた悪評が広まっていきます。
特に有名な悪質情報商材屋になれば、名指しでSNSやブログで手口やスカスカの商材の中身を暴露されたり、ネット掲示板やYouTubeでも、正当な評価である悪評を公開されたりします。
その為の対策として、信者に対して悪い口コミを見ないように言ったりします。
更に上級者向けの洗脳テクニックとして
「成功者は妬まれる」
「攻撃してくる奴は負け組であり、失敗者の嫉妬である」
「どんな素晴らしい人物でも悪口や攻撃してくるアンチはいる」
「下らない他人の悪口を見るのに時間を使わず、自己成長に時間を使いましょう」
等の発言をして信者が悪評を真に受けないように心理操作をしていきます。
確かに、上記にある様な発言の内容は正論です。
実際、自分の人生や成功においては、他人の悪評を確認したり真に受けている時間は完全に無駄な物です。
この様に、悪いニュースを見ないとか他人の悪口を見ないようにすることは自分にとって有効であるという事を、良く本などでも書いてあるので、普通のまともな成功者とか研究者も発表したり言及していたりします。
なので、その辺りの情報や認識もプラスされて更に、悪い口コミを見たカモや信者がその悪評を真に受け辛くなります。
凄く単純な手法ですが、カモや信者の洗脳を維持するためにはとても効果的な方法となっております。
有名人や成功者の名前を利用する
自分に都合のいい発言の信憑性を増すために有名人や歴史上の偉人の名前を利用します。
例えば、カモや信者に多額の商材料金を払わせるための後押しとして、
「かの有名な○○も成功の為にはチャレンジやリスクは必要だと言っています!」
みたいに使われることが一番多いです。
良く使われる有名人は、
投資家のウォーレン・バフェット
ソフトバンクの孫正義さん、
アップルのスティーブ・ジョブズ
等の意識高い系の人ホイホイの有名人の名前が使用されます。
つまり、意識高い系の人=カモ
として情報商材屋は見ている為、これらのカモの人が好むような有名人や偉人・経営者の名前や発言を引用して、自分に都合の良い情報や考え方を流して洗脳しようとしています。
世の中には、それが何なのか自分では良く分からないまま
「リスクを取ってチャレンジだ!」
と思いついて、そのよくわからないものに大金を払う人がいます。
その様な人の行動の後押しをしてカモにするのには、この様に有名人の名前や権威性を借りることが非常に効果的なようです。
悪質な情報商材屋のカモや信者になるとどうなるのか?
では、一度商材屋の信者やカモになるとどうなってしまうでしょうか?
一度痛い目を見るしかない
多くの場合は、一度は大金を払ってしまい金銭的な損害が発生してしまうでしょう。
というのも、一度カモになって情報商材屋を信じてしまうと、実際に痛い目を見るまではなかなか目を覚ますのが難しいです。
たいていの場合は、中身スカスカな情報商材や高額なスクールに大金を払ったけど、書籍以下の内容だったり、その情報商材通りに作業をしても成功できなかったりしたときに目を覚まします。
つまり、それほどの損害や現実的なショックを受けなければ、なかなか一度情報商材屋を信じてしまった人の目を覚ますのは難しいでしょう。
知り合いが商材屋の信者になったらどうすればいいのか?
もし知り合いが、その様な悪質なインフルエンサーや情報商材屋を信じてしまった場合には、こちらから何を言っても聞いてもらえない可能性が高いです。
その場合は、目を覚まさせるのは諦めて、一度痛い目を見るまで放置するか、こちらまで被害が出ないように距離を取ったり縁を切る方がいいでしょう。
もしその知り合いが比較的まともでしたら、一度損をした時点で目を覚ますと思います。
逆に言うとそれでも目を覚まさない場合は救いようが無いので、諦めて本人の意思を尊重して、好きかってさせるしかないです。
この記事をご覧の皆様はこの様な手口に騙されないように注意してください。