みなさんこんにちは
私は株を始めた時は投資信託のインデックスファンドを最初に取り組みました。インデックスファンドは比較的低リスクで投資を行えるのですが、リターンも小さいものでした。
あるときインデックスファンドの投資状況を確認した時、多少ですがプラスになっていることが分かりました。その時うれしかったと同時にふと頭をよぎることがありました。
インデックスファンドでこのくらいの利益が出るのであれば、売り買いのし易い個別株をトレードしていけばもっと効率よく稼げるのではないか
というわけで、その後株の初心者がデイトレードと短期売買をやったらどうなったかを話していきます。
1日中株価が気になる
先ずはこれです。
市場が開いている時間以外でも気になってしまいます。
株式の売り買いの時間は9時~15時です。11:30~12:30の昼休みがありますので、基本的にはこの時間以外は株価をチェックしても値は変わりません
それにもかかわらずどうしても気になってしまいスマホやタブレットを度々開いて、本日の値動きや昨日や1か月前の値動きも度々チェックしてしまいます。
頭の中も今日の株価と明日以降の株価の事ばかり考えてしまい、1日中株価に気を取られてしまう状況に陥りました。
値動きに一喜一憂してしまい衝動的な売り買いをする
トレード中は基本的にずっと値動きを見ています。
(というより気になって見てしまいます)
そんな中で株価が自分の予想と反して下がれば、損切りしたくなり、あるいはチャンスだと思い買いたくなってしまいます。
逆に株価が上がれば、ここがピークだと思い利確をしたくなり、あるいは空売りを入れようとしてしまいます。
これが自分なりの取引ルールに基に行うのであればよいのですが、初心者の時はそのようなルールを守る精神力も無かったので、自分の浅い知識や勘を頼りに不要な売買をしてしまいました。
多額の含み損を抱え精神的に不安定になる
これは買った時のあるいは空売りをしたときに自分の予想と反した場合です。
そうなった時にすぐに損切りを出来れば良いのですが、初心者の頃は
- 損切りしたら資金がもったいない
- まだ余裕があるからもう少し様子を見よう
- 時間がたてば株価が反転するかもしれない
- 短期トレードの積りだったが、長期的に保有していこう
等の根拠がない考えや、自分に都合がいい言い訳を並べて含み損を増やしていき損切りのタイミングを見失います。
最終的に多額の含み損を抱え、精神的にもダメージを受けてしまい。日常生活や対人関係などにも悪影響を及ぼしてしまいました。
具体的に言いますと鬱の様な(あるいはそのまま鬱)になり、何事にもやる気がなくなり、今後の人生や将来にもマイナスの思想しかできなくなってしまいました。
貯金と投資資金をすべて失う
結果的に多額の含み損がそのまま損になりました。
最終的に300万有った貯金が全て無くなってしまい、結果的に相場から退場という投資資金を無くしたことによる強制的な引退に追い込まれてしまいました。
ただそれにより相場と株価の不安からも解放され、お金は無くなったけど、自分の精神は株をやっていた時よりも穏やかに健康的になりました。
この経験により得たこと
これにより、もし今後個別株の短期トレードを行うのであれば気を付けるべき課題がみつかりました
- トレード理由を明確にするためのマイルールをつくる
- リスク管理以外でのルール外の取引はしない
- 多額の資金を一気に動かさない、少額から様子見をしながら売り買いしていく
- 株価が予測できなくなったら一度持ち株を処分する。
- 失ってもいい資金で行う
- 失ってもいいと割り切り取引していく
- 益があれば損もあることを受け入れる
- トータルでプラスなら良いと割り切り損切りをして行く
- 日々銘柄やチャートをみて勉強しておく
- 確実に利益が予測できるとき以外はトレードを自粛する
- 目標株価か損切りライン以外の時の株価に一喜一憂しない
- 欲を出さない。欲を出したら失敗すると思うこと
沢山の課題がみつかりましたが、実際にトレードを始めると気になる事や不安点はもっと出てくるので、これでも気を付けるポイントとしてはごく一部かもしれません。
短期トレードは大きく資金を得る人もいるのは事実ですが
それと同時に、私の様に資金をすべて失う人もいます。
もし短期トレードやデイトレードを行うのであればリスク管理を徹底したうえで挑むのが良いでしょう。
正直言うと初心者の方はインデックスファンドによる投資が一番低リスクでよいかと思います。
数十年を見越した長期的な投資ですし、必然的に分散投資になっていますので、個別株により短期売買と比べて、はるかに投資リスクは低くなっております。
初心者だけど投資に興味がある方であればこちらから始めるのをオススメいたします。
この記事が参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。